結論:QRは「設計」しないと事故る
失敗しない基本ルール(これだけは外すな)
- 余白(Quiet Zone)を必ず確保:QRの周囲に「何も置かない」枠が必要
- コントラスト:黒いQR × 白い背景が最強(薄いグレーや柄は事故率が上がる)
- 解像度:印刷用は「画像」なら原寸300dpi以上(できればベクター)
- 小さくしすぎない:名刺で無理に小さくすると、古い端末や暗所で落ちる
推奨サイズ(印刷の現場目線)
名刺・カード
25〜30mm角以上(余白込み)
チラシ・フライヤー
30〜40mm角以上(読み取り距離が伸びる)
ポスター
50mm角以上(遠目と暗所を想定)
チケット
30mm角以上推奨(折れ/汚れ/擦れを考慮)
※「URLが長い」「誤り訂正レベルが高い」「情報量が多い」ほど、同じサイズでも読み取りがシビアになる。
色・背景・反転(やりがちな地雷)
おすすめ(事故が少ない)
- 黒(または濃紺)× 白背景
- 背景は無地、柄は避ける
- QRの周囲は完全に空ける
避けたい(読めない原因)
- 反転(白QR×黒背景)
- 淡い色・グラデーション・写真の上
- QRの周囲に罫線・飾り・文字
紙質・加工(印刷だから起きる問題)
- 上質紙:比較的安定。文字もQRも無難。
- コート紙:発色は良いが、強い光の反射で読み取りが落ちることがある。
- PP加工(グロス):ツヤ反射で暗所・斜め角度の読み取りが悪化する場合あり。
- PP加工(マット):反射が抑えられて比較的読み取り安定。迷ったらマット寄り。
加工を入れるなら「読み取り環境(屋外/暗所/入場口)」を先に決めてから設計する。
チケット用途の注意(入場口で詰まるやつ)
- 折れ・ミシン目・擦れ:QRの上にミシン目を通さない。折り位置から離す。
- スキャン速度:読み取り待ちが発生すると行列になる。サイズをケチらない。
- 可変QR:連番/個別URLを載せるなら「データ作り(CSV)」と「照合手順」までセットで設計。
入稿前チェック(最低これ)
- QRを原寸表示して、複数端末で読み取れるか
- 背景に柄や写真があるなら、QR周囲の余白が完全に取れているか
- 印刷後の利用環境(屋外/暗所/反射/距離)を想定したサイズか
- URLが長いなら、短縮URLの利用を検討したか(運用方針含む)
星和印刷のスタンス:「ネット印刷の範囲は普通にできる」+「現場事故を潰すカスタマイズ(仕様調整)」をやる。
QRはここで差が出る。読めなかったら印刷が無意味になるから。